2016年 9月 の投稿一覧

10/5【仮想通貨はお金なのか?:社会理論から考える貨幣論】

次回三文会は『お金』の不思議についてです!

もちろん,現代日本に住んでいるほとんどの人はお金が何であるかを理解していますし,また日々使っています.しかしながら,お金の本質とは何でしょうか.なぜ,たとえば紙幣ならば紙切れが価値あるものとされるのでしょうか.
当然,それは「みんなが欲しがっているもので,実際にお金として使われているからだ」というのはひとつの解答としてあり得ます.しかし,ではなぜみんなが欲しがるのでしょうか.お金について考えることは,こんな堂々巡りを提起します.
東大・情報学環の院生でいらっしゃる金さんと一緒に,この謎に迫ってみましょう.

 

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以下,発表者の金さんからの告知文です
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 三文会の皆様、初めまして。東京大学大学院学際情報学府社会情報学専攻修士課程1年の金信行と申します。
 10月05日の三文会では、「お金」をテーマとした発表を行います。お金は私たちの生活に欠かせないものです。お金がなければ、美味しいランチを食べに行ったり、生活必需品を購入したり、電気代を支払うことはできません。私たちはお金を当たり前にあるものとして気にも留めませんが、ひとたびお金が在ることそれ自体に目を向けてみると、私たちはあまり多くを知りません。
 そこで10月05日の会では、お金が在ることの不思議を解明しようとした社会理論家の考えたことや一時期日本のメディアを賑わせた仮想通貨についてお話ししようと思います。仮想通貨についてはその代表的なものとしてビットコインを取り上げます。仮想通貨については、仮想通貨取引所であるMt. Goxの破綻はさることながら、2016年には三菱東京UFJ銀行が独自の仮想通貨であるMUFJコインを開発していることを発表し、その技術的インパクトが注目されています。今回の発表では、お金にかかわる社会理論とビットコインの仕組みについてお話しすることで、ビットコインのようなある種「うさんくさい」ものがなぜ使われているのかについてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

一分間スピーチのテーマ:
あなたの周りでお金と呼べるものを挙げてみてください。それはどのような機能を果たすものですか?

発表者様プロフィール:
1992年千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科を経て、2016年より東京大学大学院学際情報学府社会情報学専攻修士課程、多文化共生・統合人間学プログラム(博士課程教育リーディングプログラム)に在籍中。専門は社会理論。
学部時代はアフリカ研究という学問を専攻していましたが、紆余曲折あって経験研究から理論研究へと大きく舵を切りました。今のところは地域研究を専攻していた経験を活かせていませんが、博士課程では理論研究を活かした経験研究をアフリカ地域(もしくはそれ以外の地域)で行えたらと考えています。学際情報学府やリーディングプログラムに関心がある方などいらっしゃいましたら、是非声をかけてください!

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。
会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。
本郷6­2­9のマンションの2階になります。
会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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9/28【数理社会学入門 その深みと可能性】

次回の三文会は数理社会学入門です!

社会学というといわゆる文系学部に分類されていることが多いものですが,それに数理的なアプローチで立ち向かおう,という試みです.
もちろん数理社会学も間口が広く,ゲーム理論から計量経済学まで,様々ですが,東工大博士課程に所属する小林さんのレクチャーで俯瞰的にそれに迫りましょう.

 

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以下,発表者の小林さんによる告知文です.
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世間的には、「理系」は「数」を使って「もの」を理解し、「文系」は「ことば」によって「人間」を理解するのだ…という語られ方が一般的であるような気がします(※1)。人間社会を対象として学問をしようとするにあたっても、やはり「数字で人間を理解する」のは無理だろうという直感をもつ方々はいらっしゃるようです。
しかし、人間社会を「数理的」に捉えようとする、「数理社会学」(※2)とでも言えるような研究は、実のところ、かなり以前から発展してきています。近年になって、電子機器の発達と普及によって、いわゆる「ビッグデータ」が研究できるようになってきたことから、さらに多くの数理社会学的な研究成果が期待できそうです。というか、その分野で研究をしている自分にとっては他人事ではなく、素敵な研究成果を出さねばならないのです。
そういうわけで、発表のお題を「数理社会学」としました。数理社会学は非常に広い分野であるため、自分一人で概観するには少し力不足ではという気もしますが、あえてここでは「数理社会学入門」と題し、複数分野での研究を経験してきた立場から、その歴史と現状、そして今後の可能性を探りたいと思っています。

(※1)厳密にいえば、多くの人が「そう思っている人は多そうだ(自分はそうは思わないけれども)」と思っているのではないかという気がします。
(※2)実は、人間社会を数理的に扱っていても、「社会・経済物理学」や「社会工学」などは普通「数理社会学」に含めない(と思う)のですが、ここでは「数理社会学」という言葉を拡大解釈しています。ご容赦ください。

一分間スピーチのテーマ
何か「気になる」社会的現象はありますか? どんなものでも構いません。
それは「数理的」に研究できそうな気がしますか?

発表者様プロフィール
小林祐一朗
1991年生まれ。
修士課程まで東大で生態学を専攻。人間社会への興味から進路変更し、東工大博士課程で経済物理学を専攻中。
他者との効率的取引ではなく、他者との同化でもなく、他者への怖れと好奇心にこそ「人間社会」の根源を感じます。

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。
会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。
本郷6­2­9のマンションの2階になります。
会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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9/21【Govtech:行政はお金もうけになるのか】

次回の三文会は,スタートアップ企業の行政領域への進出についてです.
行政とスタートアップ,なかなか結びつきにくそうな取り合わせですが,官民の関係の新しい在り方としてとても興味深いものがあります.
次週は東大教養学部の奈須野さんに,govtechについて語っていただきます.

 

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以下,発表者奈須野さんからの告知文です.

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Govtechとは、スタートアップ企業の領域の一つであり、テクノロジーを応用しかつての行政サービスを代替するサービスを提供するものです。

一分間スピーチ
今年の夏であった一番面白い人/あるいは面白い話

発表者
奈須野 文槻
東京大学前期教学部(休学)
一般社団法人Bizjapan代表

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。
会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。
本郷6­2­9のマンションの2階になります。
会場は、東大正門(赤門ではありません)前、ファミリーマート左隣のビルの2階、「モンテベルデ」という喫茶店です。

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9/14【道具を使う鳥、カレドニアガラス】

カラスが頭の良い鳥であることは広く知られていますが,しかし今回のテーマであるニューカレドニアガラスはなんと道具を使うそうです.しかも,それは野生の状態でも観察され,当然ですがそんなカラスはカレドニアガラスだけだとか.
しかも,不思議なことにカレドニアガラスが特別に頭が良いからかというと,そういうわけでもないようです.
果たして,知性の正体とは何でしょうか?
慶應義塾大学博士課程に所属されている松井さんと,その手がかりを探ってみましょう.

 

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以下,発表者の松井さんによる告知文です.

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道具使用は、かつては人間やその他の大型霊長類にのみ備わっている知的行動であると考えられてきました。しかし現在では、私たち人間とは遠い昔に先祖を分かつた「鳥」にも道具を用いる者がいることが判明しています。ニューカレドニア島に生息するカレドニアガラスは、棒状の道具を用いて朽木に潜む昆虫を「釣る」行動を見せることが知られています。
ただし、世界中に生息しているカラスの中でも、野生下で道具により を取得するのはカレドニアガラスのみです。カレドニアガラスは他のカラスと比較して「賢い」から道具使用が可能なのでしょうか?実は、話はそう単純ではありません。本会では、カレドニアガラスの生態、体のかたち、脳体積、他のカラス種との行動比較など、様々な側面からカレドニアガラスの特徴を紹介します。それらを通じて、道具を用いるという行動が、どのような条件のもと動物に備わるのかを考えたいと思います。

【一分間スピーチのテーマ】
自分にとって最も愛着があり、手足のように用いることができる「道具」を教えてください。

【発表者プロフィール】
松井 大 (まつい ひろし)
慶應義塾大学社会学研究科博士課程/日本学術振興会特別研究員 (DC1)
哲学をやりたくて大学に進学したはずなのに気づいたらカラスの研究をしていた。でも小学生の頃は恐竜博士になりたかったので、ある意味原点回帰しているような気もする。
Twitter: @HeathRossie

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とします)

参加連絡は参加確認フォームからお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。
会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。
本郷6­2­9のマンションの2階になります。

9/7【~知覚は楽譜である、記憶はピアノである、持続はピアニストである~デュレ に付いて】

次回の三文会はフランスの哲学者・ベルクソンの提唱した「持続」概念について,詩人でもある松尾さんにお話いただきます!
哲学やベルクソン,ましてや持続などというと,どこか近づきがたい印象もありますが,松尾さんはこれは「自由」と密接な関連を持つ概念であるとおっしゃいます.
ふつう,我々は選択肢の有無/多寡が「自由」であると考えますが,ベルクソンは自由とは持続である,との考えを示したそうです.それってどういうことだろう?そう思われた方はぜひ早起きなさって,三文会にいらしてください.
会の後半ではディスカッションも予定しております.

 

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※大まかな人数を把握するため、9/5(月)の20時までに登録をお願いします※

以下,発表者の松尾さんからの告知文です.

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序文、
「どうして持続に付いて考えるか?」
私達の日常は、科学、様々な知識、技術、其等の体系化によって大変に便利になりました。
そして、選択の自由も、過去に比べて、大変に多くなりました。では、私達は、豊かになったのでしょうか。今、豊かだと感じているでしょうか?と問われると、何故か云い切れないものを感じます。ネットを見れば、多くの不満が在り、社会を揺るがす大きな事件から、小さな日常まで、不安が付きまとい、或いは、愛する人が近くに居ない、と云う孤独に苛まれている、人が居るかも知れません。私達は物的に豊かになり、可能性も広がり、平等に近しい機会均等を得ています。然し、私達が、充足して、今在る豊かさを誇る事は、其の量的な拡張に比べて、やや小さいと云えるのではないでしょうか?
そもそも、自由と云うのは何なのか?
一般に、自由とは「選択肢の多さ」と云われています。此は、日本で云うと戦後、明確に形になってきたものと云えるでしょう。では、本当にそれだけなのでしょうか?実は、選択の自由、以外に、自由がある、と考えた哲学者がいました。アンリ・ベルクソンです。彼は「持続性こそが自由である」と云う結論を書き、其の「純粋持続」を中心に独特の哲学世界を展開しました。此処ではベルクソンの思想をヒントに幾つかの命題に触れ、皆様と御話したいと存じます。

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一分間スピーチ

「私の勝手でしょう」「此は僕の自由で」と人は良く云います。では、皆様は、自分の自由に付いて考える時、何を「自由」と考えますか?

~~~発表者プロフィール

松尾友雪
詩人、小説書き、演奏者、他作家活動。

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三文会では発表者を募集しています。
興味のある方はsanmon-core@logitoy.jpまでご連絡ください!


参加費(朝食込み):学生 600円、社会人 1200円(朝食抜きの場合は、400円、800円とし
ます)

参加連絡は参加確認フォーム
からお願いします。※ちなみに毎回このようなお弁当(スープ・コーヒーつき)が出ます。

朝7:40開始、9:00終了(予定)、その後も1時間ほどはフリーに喋っている人も多いです。
会場の最寄り駅は、本郷三丁目(徒歩15分)、東大前(徒歩10分)、春日駅(徒歩15分)です。
本郷6­2­9のマンションの2階になります。