2010年 4月 の投稿一覧

4/28集合知とウェブサービス~ウェブが今、面白い~

今回は、集合知とウェブサービス~ウェブが今、面白い~という題で、東京大学大学院工学研究科技術経営戦略学専攻の井川さんが、集合知の発想、その可能性の大きさについて素人にも分かりやすく説明してくれました。時代の先端をゆくテーマを、かなりポジティブに噛み砕いて説明してくれたので、聞いていてわくわくすることが多かったとともに、議論も盛り上がりました。まずは、数年前から話題のキーワード、WEB2.0から話が始まりました。共通点として、HTMLが分からなくても使えるということ、個人でも簡単に情報発信できるということ、そして現実世界とウェブが近いということをあげていました。 続きを読む

次回予告「集合知とウェブサービス~ウェブが今、面白い~普通の人の考えが正しいこともある?」

さて、今週の三文会は、4月28日()AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。
ふるってご参加ください。


【概要】
WEB2.0以降、ウェブの世界は目まぐるしい勢いで変化を続けてきました。
Google、Amazon、Facebook、Twitter、mixi、はてな、楽天、GREEなどなど様々なウェブサービスが登場し、私たちの生活に浸透しています。
今回はWEB2.0以降のトレンドとして、ウェブ全体で今何が起きようとしているのかを学生の視点で取り上げたいと思います。WEB2.0によってプログラムソースが書けない人でもホームページを持てるようになりました。
今までプログラムソースが書ける人ではないと情報発信ができなかったウェブから、誰でも情報を発信することができるウェブに変化していきました。
これらはブログやSNSによって、実現してきたことは言うまでもありません。
そしてウェブ上では情報爆発が発生し、大量の情報が日々更新され、増え続けています。すると普通の人の普通の知恵が集約された「集合知」というものがウェブから抽出できます。
1人の天才やカリスマによって今までの歴史は大きく変わってきたのは事実です。
しかし、往々にして多くの普通の人の意見が正しいということがあるのも事実なのです。
「集合知」とはそんな普通の人の意見の集合で、英語でCollective Intelligenceと言われます。

乱立するウェブサービスの中で、果たしてウェブが進もうとしているディレクションはいったいどこなのか?
今回は「集合知」を題材にしたウェブの魅力について紹介したいと思います。
まだまだ未熟ですが、楽しんで聞いていってもらえたらうれしいです♪
ウェブがまったく分からない人も、使いこなしている人も、楽しめるような勉強会にしたいと思います。

【一分間スピーチのテーマ】
「こんなウェブサービスが欲しい!」


【発表者】東京大学大学院 工学系研究科修士1年

井川君
井川君は「東大からの人」として週刊現代でも特集されています。
(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/172)

4/21 脳科学という企み、という企み(熱川さん)

今回は、東京大学大学院学際情報学府の熱川さんが、「脳科学の企み、という企み」と題して、大学院での研究計画を発表しました。

2010年現在、「脳科学」に基づくと称するテレビ番組があったり、茂木健一郎氏ら「脳科学者」がいたりと、「脳科学」は一つの学問分野に見えます。

しかし熱川さんによると、「脳科学」は、千葉康則氏が1964年に発表した『脳科学入門』以前に用例が見つからない言葉だそうです。国立情報学研究所の日本最大の論文データベース
/CiNii/(サイニィ)で、「脳科学」の語を含む日本語論文の数は、1996年と1997年にのみ著しい伸びを示しています。

1996~1997年には、研究者の団体や政府の審議会が「脳科学」に関する提言・答申を相次いで発表し、1997年には理化学研究所に脳科学総合研究センター(理研BSI)が発足しています。そこで、「脳科学」の発展に当時の科学技術政策が大きな貢献をしたという仮定の下、その政策がどのような過程で生成され、結実していったのかを明らかにするために、理研BSIの設立の過程を復元する研究を始めたそうです。

熱川さんは4月から、調査のために理研BSIに研修生として所属しているそうで、守秘義務があるため、具体的な研究の内容については話せないとのことでした。

会場からは、「『脳科学』に限らず、どのような学問分野も最初は政治的に作られているのではないか」との質問が出ました。熱川さんにとって最も痛い質問だそうで、「政策が重要な役割を果たしたと思われるほかの分野との比較で、何か特殊な点を見つけたい」と答えていました。比較の対象には、原子力工学やライフサイエンス(生命科学)が考えられるそうです。

今、文部科学省の大型の競争的研究資金「21世紀COEプログラム」や「グローバルCOEプログラム」で、東京大学でも「ソフトロー」「死生学」「セキュアライフエレクトロニクス」などの新しい学問分野に関する、世界に評価される研究拠点(Center
Of Excellence=COE)を作り出そうとする取り組みが始まっています。「脳科学」が構築された過程から、新しい学問分野を構築する戦略が導けると、理想的ですね。

次回予告「脳科学という企み、という企み」

さて、今週の三文会は、4月21日()AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。
ふるってご参加ください。


「脳科学という企み、という企み」というテーマで、大学院での研究計画をお話しいたします。今日、マスメディアでは「脳を鍛える」「脳にいいことだけをやりなさい」と語る「脳科学者」があふれています。
しかし、「脳科学」は、今のところ1964年以前に用例が見つからない比較的新しい言葉です。
英訳の“brain science”に至っては、英語圏の研究者が「赤ちゃん言葉のようだ」と笑ったとの話もあります。

「脳科学」は、神経生理学、コンピューター工学、認知科学の一部の研究者が1980~90年代に、研究資源を得るために作り上げた「企み」ではないか、というのが私の仮説です。
原子力に予算を依存する体質を脱却しようとした科学技術庁の官僚のかかわりを指摘する声もあります。
「脳科学」は、官学の歯車が見事にかみ合ったプロジェクトといえるかもしれません。

現在、「企み」の集大成とみられる理化学研究所脳科学総合研究センターで史料を調査しています。
調査中のため荒削りな発表になりますが、理系の方はもちろん、行政にかかわりのある方のご意見もお待ちしております。

1分間スピーチのテーマ
「脳科学のイメージ」

(発表者)
東京大学大学院 学際情報学府 学際情報学専攻
文化・人間情報学コース 佐倉統研究室 修士課程
熱川豊紘(にえかわ・とよひろ)NIEKAWA Toyohiro

4/14コラボレティブオフィスという仕事のスタイル

今回は、「コラボレティブオフィスという仕事のスタイル」という題で、三文会を率い、株式会社ロジトーイ代表取締役社長である野間さんが、今後の社会で活躍していくうえで非常に重要になるであろう「コラボレーション」の意義と方法について、21世紀という時代の俯瞰、工業化社会~高度経済成長期の振り返り、グローバル経済とは、そして大企業と中小企業との比較などを通じて語ってくれました。

まず、21世紀という「面白い」時代というタイトルのスライドで説明してくれた今の時代の捉え方がとても印象的でした。メディアは連日不景気を煽るようなニュースを流し、どこか閉塞感に包まれている現在の日本。それは経済構造の変化によるものであり、工業先進国の先行者優位は薄れ、帝国主義時代の遺産はなくなりつつあり、既得権益層にとってはつらい未来が待っているものの、それは同時に可能性に満ちた楽しい時代であるということでした。そもそも工業化社会とは、何だったのか。それは、衣類等の効果で手に入りにくいものが安くなる、ICチップのような新技術によるものが普及する、等によって「生活の変化」が起こり、また大量生産による合理化と物流の変化による商圏概念・生産単位の変化といった「ビジネスの基礎条件の変化」が起こった時代でした。そして、技術の普及とともに所得比=消費比=人口比という構図ができあがり、日本は新しい生活のスタンダードに向かって一気に消費が伸びていく高度経済成長を体験しました。一方で、現在では中国がまさにそのような高度成長の中にありますが、国が大き過ぎるため、海岸から内陸へ徐々に成長のピークをずらしているという説明が、印象に残りました。また、現在のグローバル経済について、「地球を中心とした鎖国」と表現していたことも印象的でした。 続きを読む

次回予告「コラボレーションオフィスと言う仕事のスタイル」

さて、今週の4月14日()AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。ふるってご参加ください。


情報化の進展、物流、商流のグローバル化により、会社のあり方が今後大きく変わりそうだと感じています。私自身が普段勤務している建物「ちよだプラットフォームスクウェア」の2階は、フリーアクセスのワークスペースとなっており、会社の壁を超えて、多くのコラボレーションが生まれています。そして、このような動きは、知的生産活動がキーとなっていく未来において社会を動かしていく大きな力につながっていくことを予感しています。この半年、私自身も仕事を通じいろいろと経験してきましたが、コラボレーション型のワークスタイルがどのような力を持ちうるのか最近の具体的な動きを絡めてお話したいと思います。一分間スピーチのテーマ「あこがれる会社、働き方」(発表者)野間英樹 株式会社ロジトーイ 代表取締役 東京大学農学部2000年卒業

4/7近くて遠い東京

今回は、三文会運営者の一人であり、新領域修士2年の江崎さんが「あなたの知らない東京」という題で、山谷(さんや)という場所の特性について、その成り立ちから現状、今後の姿まで、実際に宿泊してきて経験をふまえ、多くの写真を用いて分かりやすく話してくれました。この山谷という場所は、東京都台東区荒川区、東浅草近傍に位置する日雇い労働者が滞在する場所、いわゆるドヤ街の旧地名です。さっそく、「山谷ブルース」(フォーク歌手・岡林信康)なるものを聴きましたが、なかなか重たい曲で、会場の雰囲気がどんどん沈んでいきました・・・。昔はとても暗い場所だったようです。次には、現在の山谷地区の中心となっている泪橋交差点の写真が映し出され、近い割になじみが薄かった山谷のおおよそのイメージがつかめました。泪橋は、以前小塚原刑場跡の近くの思川(おもいがわ)にかかっていた橋で、今ではもうその面影はないものの、江戸時代には受刑者とその身内の者との今生の別れの場であり、お互いがこの橋の上で泪を流したことからこの名が付いたそうで、地名だけは残っているようです。 続きを読む

次回予告「近くて遠い東京」

さて、今週の三文会は、4月7日()AM7:30(開場)より、モンテベルデで行います。
ふるってご参加ください。


日本一の労働者の街、山谷。過去には数千人規模の労働者と警官隊が衝突する騒動もおきました。暴力団や過激派など非合法組織が入り込んだ、「なんか危ない町」というのが一般的なイメージでしょうか。
ただ、現在は労働者の高齢化や、近年では外国人バックパッカーの進出などで、段々と町も変化を遂げています。また、とてもおいしいコーヒーショップや山谷グルメ?など、ある意味で見るべきところはたくさんある町なのではないかと、個人的には思っています。

あまり深刻な、堅い話をするつもりはありません。その知識もありません。「あー近くの町だけどいったことないなー」位の感覚でいらしていただけると非常にうれしいです。

毎回、三文会では、開始時に「一分間スピーチ」というものが
ございます。各自指定されたテーマで、自己紹介を兼ねて1分間程度
話すことになりますので、心の準備をお願いします。
また、終了時にも、その日、気になったキーワード、感想をまたまた
一分程度話す順番が回りますので、よろしくお願いします。

一分間スピーチのテーマ:「自分だけが知っている(と思っている)面白い土地について」


(発表者)
江崎 肇
東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻 修士課程2年
三文会の常連メンバー、運営にも関わってます。これまでの発表

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